9月26日


今朝は4時に起床。

明るくなるまで新聞を読んだりテレビを見て6時を待つ。
 
6時から早速井戸掘り開始。
 
Wラセン掘り器でグリグリやって、塩ビ管掘り器ですくい上げる。
 
塩ビ管掘り器の竿にはマジックで印をする。
大量の砂が上がってくる。
 
Wラセン掘り器ではどんどん入っていくが、塩ビ管掘り器は大量の砂が上がってくるにも関わらず、一向に印は沈んでいかない。
 
どうやら砂の層で周りが崩れているようだ。
前回も掘っても掘っても反対に浅くなっていたもんなぁ。

1号井戸の際の失敗を教訓に、井戸枠は最後まで入れないと決めた。
特にここ2号井戸は上部の粘土層が強烈であった。
失敗したら井戸枠パイプを抜くことはたぶん不可能であろう。
だから井戸枠パイプの挿入は回避したい。
 
もう我慢して崩れる砂をすくい上げるしかない。

2時間程掘り、荒神さんの草刈り作業に出向いた。
来月早々に、お社の『アク洗い作業』を業者にお願いし、実施することが隣保内で決定したのだ。
その為の草刈りである。隣保長も大変だ。
 
でも、この時期はありがたい。
一息入れる際に、柿をもぎ取り、頬張ることができる。もちろん我が家の柿の木です。
柿は秋の味覚の王者だと私は思っている。
 
山あいでの作業の為、種はその辺に吐き出し、ヘタは林に投げ込んでおけば肥やしになる。
 
1時間程の草刈り作業を終え、また井戸掘りに戻る。
 大量の砂は上がってくるが、印は一向に下がっていかない。

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ここは辛抱である。
ガチャポンで水をすべて抜くことにした。
 
でも、その水を流すところがない。
畑だから辺りに撒いておけばよいのだが、いつかは排水パイプが必要になるのだから、1号井戸で余ったVP40パイプで排水設備を仮設することにした
 
ホームセンターへ出向き、VP40用のエルボを購入。その際にVU125の1m売りが目に入った。
 
VU100を崩壊防止の為に上部に入れているが、穴拡大器を挿入する時に狭いのでは?という心配があったのだ。
一回り大きいVU125なら安心できる。もちろんまたスコップで掘り返すのは大変だが、後悔はしたくない。
 
で、VU125の1mを購入し、スコップでの穴掘り。
埋め返したばかりだから、簡単に掘れた。
 
手が届かない為、最後に抜くのはパワーウィンチを利用した。
 
初めて抜くことに成功した。
 
すぐにVU125を挿入し、また埋め返した。

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次はガレージの後ろの溝まで排水パイプをつなぐ。
あくまでも仮設の為、接着剤も使用せず、置くだけにした。

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排水口にはバケツを置き、あふれた水だけが流れ、泥が直接溝に流れないようにした。
少しは効果はあっただろう。バケツの底には粘土質の泥が沈殿していた。
 
結局、この日は23cm掘り進んだ。
 
ここまでの掘削 644cm

 ここまでの地層

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10月1日

今日は午後からの出勤の為、午前中井戸掘り。
 
そこで、早速やってしまった~ぁ!!
堀鉄管を確認せず、井戸の中へ…
 
カチャンって音がしたかと思うと、堀鉄管から竿2mは底へと沈んでいきました
ナットの締め付けを確認してなかった。
これは大事件です。
 
1号井戸でもやりましたが、あの時は塩ビパイプの掘り器でした。
今度は堀鉄管。
 
しっかりした重さもあり、磁石で引き揚げることもできず、どうしたことか…
堀鉄管と竿のジョイント部分は折れ曲がるようにしてある。あそこへフックのようなもので引っ掛けることはできないか?
 
適当なボルトを万力を使って折り曲げ、フック型にし、ロープを結び井戸へ吊り下げ、まるで脈釣りだ。

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底まで落とし、堀鉄管が1mだから底から1m浮かせ、この辺りかと何度も何度も探る。

10分くらいで手応えが…
 
それもしっかりとした手応え。
 
恐る恐るそ~っと引き揚げると思った通りの場所に引っかかり上がってきました~っ!

1018_2教訓を忘れていた

しっかり点検を実施します。
 
インパクトで緩みを順に締め付けていきます。
ちょっと油断してました。気を引き締め、掘削開始です。
 
ナットの取り外し時の落下防止策として、木材とパイプで作ってみました。
掘削はいつものようにマジックで印をし、堀鉄管でガツガツ。
 
大量の砂が上がってくる。
砂に混じる小石の量が少し増えたような気がする。
 
10月だというのに、すぐに汗ダクダクになる。
 
休憩を混じえ、何度となく繰り返す。
砂の量に満足し、正確な深さを確認すると…
 
んっ?632cm?
 
浅くなってる?
いや、前回の印はちゃんと井戸枠より下がってる。
 
ということは計測ミス?
再度計り直したが、やはり632cm。
 
どうやら前回の計測ミスだったようだ。
 
午前中4時間程の掘削。
 
ここまでの掘削 632cm


10月6日

台風18号が通過していった。

幸いにしてこちらには被害はなかったが、あちこちに爪痕を残していったようだ。
まだ台風の余韻の残る中で掘削開始。

ひたすら砂との格闘である。
前回同様、大量の砂は上がってくるが、目印は一向に下がっていかない。

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まだかなり砂の層で崩落事故が起きているのであろう。

午前中だけでバケツ半分程の量となった。

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スイコで吸い上げると、泥に細かい木屑が含まれていた。

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地下6mに木屑?何があったのであろう?林?家?

中には長さ4cmの木片も上がってきた。

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それにしても中々掘り進めない。
この砂の層はどこまで続くのか??


10月8日

今日も快晴。8時から庭木の剪定。
その後、また井戸掘り。
そこでまた大失態
塩ビパイプの掘り器を下ろし、ガツガツやり始めると、急に軽くなった。
ジョイント部分が摩耗して山が無くなってきてたのだろう

約5m下の為、もちろん手は届かない。
ガチャポンで水を抜くが、暗くて見えない。懐中電灯で照らしても見えない。
掘り鉄管を落下させた時に使ったローブの先にJ字型に曲げたボルトを結びつけたサルベージ器を落とし、脈釣りを試みるが、やはり無理だった。
こうなると離れてしたった竿を下ろし、上手く掘り器の上に乗せてくるくる回して引き上げるしかない。

でもそう簡単に命中する筈もない。
と思ったが、直ぐに当たった。ラッキーである。
下に押さえ付けながらクルクルと回す。

恐る恐るそ~っと引き上げると重い。
何とか大事に至らずに助かった。
すべてのジョイントを交換する時期がきてるのかもしれない。

6mを過ぎて掘り進めなくなってから何日経っただろう?
砂でこんなに苦労するとは思わなかった。
やはり井戸枠を入れなければならないのか?

いやいや1号井戸の二の舞は御免だ。
井戸枠という誘惑に負けず、辛抱して掘る。

Wラセン堀り器はあまり欲張り深く掘ると抜けなくなる。程々にして次にスイコで吸い上げる。
それを繰り返しててひらめいた。
Wラセン堀り器で深く掘り込み、ウィンチで引き上げたらどうか?

早速試してみた。
ウィンチがあれば簡単に引き上げられると思ったが、容易では無かった。
細いロープを二重にして繋いでいたが、切れた。
何に食いついたのか…?
ロープを繋ぎ直し、引き上げる。
掘り器の先には何も付いていない。

またスイコで吸い上げる。
何度か繰り返していると茶色い粘土が付いて上がってきた。
ん?砂の層突破?
スイコの先にも粘土がつくようになった。

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でも、砂の崩壊は終わらない。
粘土は少し、砂と小石がほとんどだ。

VP50で作ったスイコでは無駄が多いのでは…
いずれは穴を拡大しなければならないのだから、VU65に75の異径ソケットを付けた拡大器で掘れば今より簡単に砂と小石を吸い上げることができるのではないか?

ということで、久しぶりに掘り器を作った。
異径ソケットが段階的にしか無かった為、75→65→50→25→20と4種類のパイプをつかった。

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コシタ弁を金属製にしようと思ってたが、横着をしてゴムにした。

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新掘り器での掘り具合は次回の楽しみとして、本日の作業は終了。

ここまでの掘削635cm