井戸掘り日記

井戸掘り  打ち抜き井戸掘り  日記  DIY 野菜作り 山登り

2014年11月



11月20日


昨日から掘削を続けるか、もう終了とするか悩んでいた。

目標は12m!!と決めていた

でも、行き詰まっている。
溢れる程水はあるのだ!!
もうやめてもいいのでは…?

今朝は5時に目が覚め、
明るくなるまで自噴している様子をYouTubeにアップしようと編集をしていた。

6m辺りから自噴し始め、9mを過ぎると第2の水脈に到達したようで、動画でもはっきりとその様子がわかるようになった。
掘れば掘る程水量は確実に増えている。
なら、12mも掘ったらどうなるんだろう?
勢いよく、噴き出す程になるのだろうか?
そう考えるとここで終了とするのは惜しくなった。

掘れるとこまで掘ろう!!

動画をYouTubeにアップし、8時半から掘削を再開した。
堀鉄管の刃を羽子板で作った刃先の尖ったサキワで少しでもほぐし、
Wラセン掘り器の食い付きのきっかけを作るという作戦だ。

ガーンガーンと弾かれるような感触だが、
時折突き刺さったような感触がある。
その時は左右にグリグリと横たわっているであろう石を掘り起こすイメージで廻す。
それを繰り返し、先をWラセン掘り器に替えた。
少し食い付くようになった。
前回はカリカリと空回りばかりだったが、
堀鉄管でほぐしておいたお陰であろう。

時折引っ掛かる感触で、全く廻せない時もある。
巨大な石なのか…?

しばらくしてスイコで吸い上げようとWラセンを引き上げようとす
ると、何かに引っ掛かって上がってこない。

んっ???何に引っ掛かった?嫌な予感がした。

塩ビの欠片が掘り器と井戸枠の隙間に挟み込んだ時と同じ感触だ。
でも、もう大きな欠片は最近なかった。
もしかして、先の継手だけでなく、井戸枠自体も破損してしまっているのだろうか?

VU65掘り器ではこの感触は何度もあったが、
Wラセン掘り器では初めてだ。
何とか力尽くで引き上げることに成功した。
上げてみてビックリだ!なんと巨大な石であった。
測ってみると8㎝もあった。

1073

こんな大物は初めてだ。ラセン状になってるところに入り、井戸枠との隙間に挟まって上がってきたのだ。
運が良いとしか言い様がない。
硬いシルト層だと思っていたが、阻んでいたのはこの巨石であったようだ。

その後もスイコで大小様々な石を吸い上げた。
測ってみると深さは990㎝、井戸枠は965㎝まで入っていった。

そろそろポンプの用意をしておこうと、
午後からはポンプの掃除に取り掛かった。
ヤフオクで9000円でゲットしたポンプはどうも調子が悪い。
だったら庭のポンプと交換しては?と考えた。
今使用中の庭のポンプは実績がある。また新たにゲットしたポンプも庭では正常に作動していた。

だったら、と早速庭にあるポンプを外し交換してみた。
思った通りであった。
ちゃんと作動し、水圧も十分だ。

よし、これならいける!と庭にあったポンプを持ち出し、
仮設置をしてみた。
呼び水を入れ、スイッチを入れる。

ん?モーターは回るが、水が出てこない。

呼び水が少なかった???

更に呼び水を入れてスイッチオン!やっぱり水は出ない。
なんで?さっきまで庭では正常に作動していたではないか?

また分解し、掃除してやった。
でもやはり水は出ない。
取り水用のパイプを8mにしている。
もしかして、水はたくさんあっても、
8mだから揚力が足りないのだろうか?

半分の4mにしてみようと、
2本繋ぎのパイプを一本の4mにした。
でも、水は出ない。
なんでだろう??この作業でだいぶん手こずった。

途中から空気が入っているのだろうか?
仮設の為接着剤は使用していない。
ジョイントジョイントを確認した。
ん?パイプに穴?

なんと、取り込み用のパイプの途中にビス穴が3箇所も開いていた。
もしかして?とその穴をテープでふさいでみた。

1074

すると、出た~っ!\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/
全開では直ぐに水枯れするだろうから、半開きにしておこう。
今は半開きで、出しっ放しにしてる。

1075

ここで暗くなり作業終了。
 
ここまでの掘削 990㎝


11月24日

夜、帰宅してから翌日の出勤まではポンプのスィッチを入れ、水を出しっぱなしにしていた。
そのため、増々水量は増し、透明になってきた。
心配していた金気だが、汲み置きしていた水も透明のまま。
金気の心配はなさそうだ

そして今日は早番。
 
Wラセン掘り器では掘れない。
食いつかないのだ。
スイコで吸い上げても少量の砂だけ。

そこで前回同様の作戦に切り替えた。
尖った刃のサキワの堀鉄管で掘り、手掛かりを付けてWラセン掘り器にバトンタッチ。

始めはカーンカーンという弾かれる感触だが、時折グサっと突き刺さるような感触。
その時はグリグリと左右に回転させ、石をぐらつかせる。
そしたら先をWラセンに替えて更に奥まで潜らせ、石を浮き上がらせる。

上手くいったようだ。
まったく食いつかなかったのに、ガリゴリっと潜る感触。
そんなときはチャンスを逃さず、渾身の力を込めて掘り器を回転させる。

その時だ!!

パリっという感触がしたかと思うと、軽くなった。

なっ、なっ、なんと竿がジョイント部分で割れてしまった!!
これは大事件です!!

1076

約4mで3本繋ぎにしているのだが、その一番上のジョイントのVP20パイプが割れてしまったのだ。

いくつもいくつもドリルで穴を開けているため心配はしていたのだが、このタイミングで割れてしまうとは....
 
下2本と掘り器が脱落…
 
救出しようとあれこれ試みるがダメ。
 
暗くなり時間切れ…
 
どないしよ~っ!
 
 
11月25日

今日は休みだが雨降り。
 
早速朝から掘り器救出作戦開始。
 
雨が降ろうが関係ありません。合羽に長靴で作業
 
色々試みました。
VP20の竿先に金具を固定し、下から引き上げる方法。
でも、引っ掛りが少なく、直ぐに外れてしまう。
金具の角度を変えたり、ウィンチで引き上げたりとやってみましたが、やはり外れてしまう。

見事に石をとらえ、その石と石の狭間に噛み込んでしまったようだ
 
下からが駄目なら上からだ。

針金を幾重にもし輪っかを作り、それをロープに繋ぎ、65掘り器の上部の穴から入り口に通し、先に引っ掛ける。
Wラセン掘り器の竿にはジョイント部分のボルトが残っている筈だ
そのボルト部分に針金で作った輪っかを引っ掛け、吊り上げる作戦だ。
何度も何度も挑戦し、やっと引っ掛かってもウィンチで吊り上げると途中で切れてしまう
更に多くの針金で輪っかを作れば、ボルトに引っ掛けるまでに掘り器から外れてしまう。
 
今日は雨に打たれながらひたすらこの作業を続けた。
だが、引っ掛かってもウィンチで吊り上げる際に切れてしまう。
そのまま日没となり作業終了。
 
は~ぁ、こんなことだったら掘削を終了し、井戸枠の固定に入れば良かった…
 
後悔しきりです…




11月10日


昨夜は夜更かししてしまった。

 
苦手な分野のExcelで奮闘...

そのままコタツで寝たのは4時。
 
7時半に起きたから、3時間半しか寝てない。
 
「疲れた」と言えば、嫁さんに「井戸掘り休んだらええやん!って言われるから、疲れたとは言えない。
 
朝食後、早速井戸掘り。
 
やはり浅くなってる。
 
Wラセン掘り器を沈めると、グニュ~って感じで入っていく。
 
以前の6mを過ぎた辺りと似ている。
 
またあの砂地獄か?
 
スイコで吸い上げると、目の細かい砂が大量に上がってくる。一度に小さいバケツ一杯吸い上げ、うわ水を捨てると、半分がこの砂だった。
 
また、Wラセン掘り器でグリグリ、スイコでスイスイ、65掘り器で後片付け。
これを繰り返した。
65掘り器では、また塩ビの欠片が上がってきた。
もういくつもいくつも…

1062

もう井戸枠の先はないだろう。
すべて抜き上げ補修するか、このまま掘り下げるか?
 
水脈には到達していると思う。それが十分であるかどうかはわからないが…
 
でも、上から溢れているくらいだから大丈夫だと思う。
 
まっ、掘れるとこまで掘ろう!
 
しかし、大量の砂と小石を引き上げてるにも関わらず、中々深くはならない。
6m付近の砂が落ちてきているのだろうか?それとも、この9m付近の砂なのだろうか?
 
また根気比べが始まった。
 

ここまでの掘削 919㎝

 
 
11月11日

今日は遅番の為、午前中だけの作業。
 
やはり疲れていたようだ。
 
何時に寝ただろう?
 
コタツで横になってたら、そのまま寝てしまい、起きたら7時だった。
 
で、8時から作業開始。
Wラセン掘り器で掘り始めるが、やはり崩れているのだろう。上部はフワフワとした感触だ。
だが、それを過ぎると食いつかない。
ガリガリと空回りをする感じだ。
 
これが硬いシルト層ってヤツだろうか?
 
Wラセン掘り器もそろそろ竿を延伸しなければならなかったので、堀鉄管に刃先を羽子板で作った物に替えてみた。

1063尖った刃でほぐし、スイコで吸い上げる作戦だったのだが、失敗であった。

前回同様、細かいシルトは入り口で詰まってしまい、一々ボルトを外して掃除をしなければならない

1065

一度下ろしただけで、またWラセンに替えた。
 
ガリガリと手応えはよくないが、65掘り器では大量の砂と小石が上がってくる。
やはり回りが崩壊しているようだ。
 
6m付近の砂かとも思ったが、昨日の砂を洗い、ふるいにかけて以前の6m付近の砂と比べてわかった。
色が全然違う

10646m付近の砂は灰色、だが今格闘している砂は茶色だ

よく洗ってないから泥が残り茶色なのかと思っていたが、よく洗ってもやはり茶色だった。
 
でも、茶色ってどうなんだろう?
 
多量の鉄分を含んでるってことなのだろうか?
上がってくる石も茶色い石が多い。
 
金気が気になるなぁ
 
砂の崩壊の攻略は前回は井戸枠を挿入することで解消した。
でも、今回はすでに9m近くまで挿入している。
半分に切った2mを底まで挿入しても2m近くは地上に残る。
そうなれば脚立に上がって作業しなければならない。
できればそれは避けたい。不安定な脚立の上での作業は面倒だ。
だったら更に半分の1mにしようか…?
 
よし、そうしよ!
 
決断即実行です。
継手は余分に買ってある。
すぐに半分の1mに切断し、接続した。

1066

今日の作業はここまで。
 

ここまでの掘削 929㎝


11月12日

やはり疲れ気味か…
8時作業開始のつもりだったが、目が覚めたのが8時だった為、
9時から作業開始。

今日も遅番の為、3時間程の作業。

昨日1m継ぎ足した井戸枠を下げてみた。

最低部分の山切りカットの継手を破損している為、
無理に押し込むことはできない。

上下運動や左右に廻しながら920㎝まで挿入した。


65掘り器で底をさらえてみた。

やはり浅くなっている。

その時、またである。

底に着けるとまた抜けなくなった。

井戸枠ギリギリの65/75異径継手を付けている為、上部からの水圧、それに巻き上げた小石が隙間に入り込み、ガチガチに固まってしまうようだ。

固まった際はグイグイっと下に押さえ付け、左右に揺さぶり、
挟み込んだ小石を振り落とすようにしてやれば抜けなくなることはなかった。

ちょいとコツを覚えた。


上下運動を20回もすれば汗が吹き出してくる。

上げてみると、大小様々な石と砂が上がってくる。

1067

この大きさの石があれば50パイプで作った掘り器やスイコでは、到底歯が立たないだろう。

大きな石の為にも大口の掘り器は有利だ。


その為、井戸枠は935㎝まで入っていった。

1068

だが、今度はWラセン掘り器がまた空回りしだした。

砂の崩落は防げるようになったようだが、硬いシルト層に阻まれる

時間となり本日終了。

ここまでの掘削 952㎝



11月15日


昨日、仕事帰りにホームセンターに寄り、スイコ作成のパーツを買った。

で、朝8時から作業を開始しようと井戸を見ると、今まで泥水が溢れていたが、今朝は透明の水が溢れていた。

これはどういう現象なんだろう?

もう掘らなくてよい!ということなのだろうか?

でも、折角買ったからVU65でスイコを作った。
50のスイコより効率アップを図る為だ。

1070

コシタ弁にはゴムに鉄をビス留めし、重さに耐え、多くの獲物を確保できるようにした。

1069

獲物を吸い上げる為だけの物だから、金属の刃はつけなかった。

少しでも多く、そして少しでも大物を獲る為だ。

掘り器作成も手馴れたもので、1時間ちょっとで作成完了。

1071

井戸に戻り、まずWラセン掘り器を降ろしてみた。

やはり少し浅くなってる。

井戸枠を左右に廻してみると940㎝まで入った。
ほぼ最下部である。

Wラセンでの手応えはよくない。
カリカリと空回りをし、食いつかない。

新調した65スイコを試してみる。
素晴らしい。上部からの排出量が半端ではない。

どんどん砂を吸い上げる。

しかし、重い。

上から吊り下げたゴムの力を借りての上下運動だが、重量感を感じる。

夏場の掘削は暑さとの戦いであったが、この時期の掘削も辛い。
特に今朝は冷え込んでいた。
スイコを引き上げるには2mの竿を5回外さなければならない。

その際は冷たい泥水が容赦なく吹きこぼれ、手袋をドロドロにしてくれる。

作業着ももちろんドロドロ。時にはネジ留めを外す時に上から泥水が落ちてきて、頭や顔を汚してくれる

これがスイコの欠点だ。

上げてみると大量の砂が入っていた。

崩壊した砂だろう。

しかし、Wラセンと65スイコを何度か繰り返した後、Wラセン掘り器がまったく食いつかなくなった。

マジックで印をしていたが、まったく入っていかない。

井戸枠を左右に廻しながら、950㎝まで入れた。

それからはスイコの獲物も極端に減った。

掘れてない…

Wラセンから堀鉄管に替えた。カーンカーンと弾かれる。
グリグリ回転させても手応えが悪い。

結局、測ってみると970㎝、井戸枠は958㎝まで挿入できた。

1072

掘削はもう限界なのだろうか…?

ここまでの掘削 970㎝

 

 

↑このページのトップヘ