今日は休み。
まず、スモモの剪定。
頭を抑えるように上に伸びた枝を落とす。
イチジクの添え木をやり直し、誘引し直す。
秋の収穫も終わり、作物の手入れも一段落した。
これからの寒い季節が井戸掘りに向いている。
これからは地下水が減り、水の出が悪くなる。
その悪い時期にこそ出る井戸でなければならない。
それに何といっても井戸掘りは重労働で、暑い季節には向かないことを嫌という程経験している。
掘りかけた井戸の前に立つと何だか興奮してくる。
最初の作業は半年以上前に掘り貯めた鉄船に残った土の片付けから。
井戸の中は半年以上の間に土砂が溜まり、浅くなっているだろう。
深さを測ると777cm。
半年以上の間に1m以上埋まってしまったことになる。
まずはスイコで埋まった土を吸い上げる作業から。
久しぶりである。
スイコのコシタ弁が正常に作動してくれるか心配であったが、ちゃんと泥状になった土砂を吸い上げてくれた。
泥がなくなったら次に75㎜ドリル で掘削し直し。懐かしい感触。
石にガリガリと当たる感触…
上げてみると赤土に小石が少し混じっている。
久しぶりだ。
次に二枚刃の拡大器で100㎜ドリル が入り易くする。
10㎜から20㎜の拡大なのだが、容易に回転させることができない。
引っ掛かる感触だ。
穴の周りに小石があるのだろう。
そんな時、水面上で何か動いている。
スイコで組み上げた為、地上から水面までは2m以上ある。
でも、拡大器は動かしてないのに、水面が波立っている。
ん?カエル?
この時期はもうカエルは冬眠の季節だ。
冬眠の邪魔をしたかな?
このままでは届かない為、ホースで上から水を入れた。
水面を上げて救出するのだ。
やはりカエルだった。
寝起きなのか動きが鈍い。
逃してやろうと地面に降ろしてやったが、じっと井戸掘りを観察していた。
二枚刃までの拡大しか終わっていないが、ここまでの掘削 899cm
12月16日
今日は休み。
朝、8時前から作業開始。
いい天気だ。だから霜が降りてキーンと冷えている。
納屋の桶には薄氷が。
気合を入れて井戸掘り。
まずは二枚刃拡大器で90㎜まで拡大する。
寒いと思うのは始めの10分程。
すぐに身体は温まる。
無理矢理回転させようとせず、少しずつ広げていく。
でも、小石に引っ掛かるのか容易に回すことが出来ない。
前回もそうだったが、この辺りは硬いシルト層に小石が混ざる地層だ。
簡単にはいかない。
引き揚げて次に100㎜ドリル と替えるのだが、竿のジョイントが抜けない。
強く回し、段差を付けたジョイントがヒビ割れ広がった為抜けにくくなっているのだ。
そろそろジョイント部分も修理しないと。
割れた部分を切断し、また段カットしてヤスリで舐めてボルトを通す穴を開け直す。
ついでに脱落防止の為に、V P20にT Sソケットを付けて太くし、落下防止板の溝に引っ掛かりやすくした。
結果75㎜までだが、9mを超えた。
ここまでの掘削 909cm
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