5月18日
今日は自治会の行事で、溝掃除です。
こういう時こそ情報収集のチャンスです。ご近所さんに水道屋さんがいらっしゃるので、話を聞いてみました。
『塩ビパイプで井戸を掘る?そんなもんで掘れるんか? 』でした。
やはり鉄管での打ち込みが常識のようですねぇ。
で、この辺りの地質を伺うと『硬い赤土ばかりで浅い地層からの雨水を貯める掘り井戸はあっても打ち込みは少ない』との事…
深く掘っても水が出ず、諦めた方もいらっしゃるようです。
確かに我が家もその周辺でも堀抜き井戸はあっても打ち込み井戸は聞いたことがありません。
少し不安になるところですが、根っからのへそ曲がりの私は、俄然やる気が出てきました。
こうなれば出るまで掘るぞ〜っ!!
すでに当初の目標である5mも間近ですから、目標再設定です。9mにします。
9m掘るぞ〜っ!!
でも、確かに硬いです。
ここまでの掘削 493cm
5月20日
諸先輩方のホームページではコシタ弁はゴム、刃も画像で見る限りではさほど厚みがあるように見えません。
でも、当方は刃が直角に折れ曲がり、コシタ弁のゴムはちぎれてしまう始末…
深さ5mを過ぎた辺りから一向にはかどらなくなりました。
刃の形状を替えたり丈夫な厚みのあるものに替えたりしても中々掘り進めません。
突いた感触も『カーン、カーン』という金属を叩くような音がします。
上がってくる堀クズは赤い泥水に微粒子の砂…
遂には堀り器を地面に置いた瞬間、真っ二つに割れてしまいました。
塩ビパイプの限界なのでしょうか???
そこで、また諸先輩方のホームページを検索することにしました。
単管パイプで堀り器を?
なるほど…
単管パイプなら頑丈で、単管パイプ自体で刃先を作ることができるのでは?
待てよ?
一掃のこと単管パイプでヤグラ
を組めば更に掘り進んだ時に上からゴムを吊り下げ上下運動が楽になるし、長いパイプを立て掛けることもできるのでは?と早速単管パイプ4mを4本と自在クランプ4つを購入しました。
ここまでの掘削 512cm
5月25日
後で気がついたのですが、ホームセンターで売ってる単管パイプは標準品より薄いんですねぇ。
お店にもよると思いますが、こっちの方が安い!と飛びついたパイプは厚さ1.8mm。
標準品は2.4mmだったんですねぇ。
その厚さ1.8mmの単管パイプでヤグラを組み、そして堀り器を作りました。
竿部分には塩ビパイプを使用せず、ビニールハウスの骨組み用の鉄製パイプを使用することにしました。
パイプの接続は両端に段を付け、ボルト穴の広がりを防ぐようにしてます。
ヤグラの上から軽トラの合羽用に買ったゴムの残りをぶら下げ、上から引っ張るようにしたお陰で、重い単管パイプの堀鉄管も楽に上下運動をさせることができました。
相変わらず突く音は『カーン、カーン』と甲高い音がしますが、少しずつではありますが、掘り進めるようになりました。岩盤でなかったようで、また希望が持てました。
しかし、単管パイプで作った堀鉄管でも刃先がグニャっと曲がってしまいます。
そんな時です。
後悔しても後悔仕切れないような 痛恨の失態 を犯してしまったのです。
この井戸掘りで憧れたのがガチャポンで水を汲み上げること、そして井戸枠挿入時にパイプに重しを付け、沈めていくことだったのです。
掘り進めないのは井戸枠を入れてないからだ!
なんて思ってしまったのです。
井戸枠のパイプを傷付けないように、最後まで井戸枠は入れないつもりだったのに、ちょうど塩ビパイプで作った堀り器が壊れ、それを穴拡大器に改造したこともあり、『穴掘りは一時中断し、穴を広げ井戸枠を入れてから再度掘ろう!』 と思ってしまったのです。
これが最悪の事態を巻き起こす
ことになるのです。
ここまでの掘削 538cm
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